令和2年度校内研究
研究主題「自分の考えをもち、表現できる児童の育成」
副主題 ~可視化・整理の仕方を工夫して~
昨年度に引き続き「自分の考えをもち、表現できる児童の育成」について探求します。今年度は、上記の通り副主題を設定し、これらの工夫によって、主題を具現化することを目指しています。
・令和2年度 _研究構想図(pdfファイル)
授業実践・活動の様子
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5学年 社会科
【実践の概要】
海洋に囲まれた多数の島からなる国土の様子を「地理的な視点」や「住んでいる人々の視点」など、見方を明確に示して活動を展開しました。また可視化により、書くことが苦手な児童も考えを深められるように配慮しました。 -
世界から日本を見てみよう
【学習活動の手立て】
・見方や考え方の明確な提示
・付箋やウェビング等による可視化
・ICT機器や白地図の活用 -
4学年 理科
【実践の概要】
『空気や水に力が加わることで体積はどのようになるのか』について、既習事項や体験したことをもとに予想し、1人1本のピストンを使って実験しました。互いの考えや実験結果を付箋や拡大図により可視化しました。 -
とじこめた空気や水
【学習活動の手立て】
・体全体で空気を感じる活動の展開
・一人一実験を行う環境の整備
・付箋の活用による考えの比較と共有 -
4学年 社会科
【実践の概要】
飲料水を供給する事業について資料で調べるだけでなく、東京都水道局の『水道キャラバン』を活用し、濾過の過程や水質検査を実際に見学することで、水道事業者の努力や役割についても考えを深めました。 -
水はどこから
【学習活動の手立て】
・生活体験をもとにした課題設定
(昨年の台風による断水経験など)
・短冊や付箋による考えの可視化と共有
・水道事業者等と連携した活動の展開 -
6学年 算数科
【実践の概要】
「速さ」や「時間」「道のり」などの重要語句のマグネットを数直線上で自由に操作できるようにしました。これにより、各個の考え方や答えについて、筋道立てて考えることができました。 -
算数の学習を仕上げよう
【学習活動の手立て】
・鉄道模型による『速さ』の視覚化
・習熟度グループによる学び合い活動の展開
・十分な「自力解決」「学び合い」「体験活動」時間の確保 -
3学年 総合
【実践の概要】
「奥多摩町の自慢できるところ」について、調べたことや地域の方などから見聞したことをまとめ、自分たちが住む地域の自然・産業・文化の特徴について考えました。 -
ぼくもわたしも奥多摩大使
【学習活動の手立て】
・データチャート等による思考分析と可視化
・取材や出前授業を通じた体験的な学習活動
・子どもたちの興味関心に根差した課題設定
(12項目の『じまんのたね』) -
1学年 国語科
【実践の概要】
自分の思いを明確にして書けるよう、貼ってはがせるシートや思い出アルバムなどを活用しました。『書きたい』という思いをもてるように、ウズラの飼育や絵本の読み聞かせなどの体験を想起する時間も十分に確保しました。 -
おもい出して かこう
【学習活動の手立て】
・アルバムや掲示物等による思い出の可視化
・下校時の時間を活用した書く活動の日常化
・書く事柄の整理の工夫
(短冊と貼ってはがせるシートの併用)
令和元年度校内研究
研究主題「自分の考えをもち、表現できる児童の育成」
授業実践・活動の様子
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1学年 生活科
【実践の概要】
生き物を飼う活動を通して、育つ場所や成長の様子への関心、生き物への親しみをもてるよう活動を展開しました。孵った雛は、職員室前の鳥小屋で継続して飼育しています。 -
ウズラさん ぼくがパパだよ わたしがママだよ
【学習活動の手立て】
・子どもの思いを育む教材開発
・ポートフォリオの活用
・学習の積み重ねを整理した掲示 -
3学年 体育
【実践の概要】
運動の行い方を知り、体のバランスをとったり用具を操作したり、力試しをしたりするとともに、それを組み合わせた運動をできるようにします。できるようになった動きを視覚化し、伝え合う場も大切にしました。 -
多様な動きをつくる運動
【学習活動の手立て】
・動きを視覚化した掲示物の作成
・伝え合い活動の設定
・学習カードの工夫 -
5学年 社会科
【実践の概要】
効率よい生産をしたり消費者のニーズに応えたりするための努力や工夫を調べ、話し合いました。各自の考えが深まるよう、調べる段階では、それぞれがまとめる工程(組み立て・塗装・溶接など)を1つ決めて取り組みました。 -
自動車づくりにはげむ人々
【学習活動の手立て】
・授業の構造化
・意欲が高まる学習環境の整備
・考えを深めるための意見交流
(ジグソー学習)